2018-11-04

04「グラノーラ」

いつの間にか。
しっかりすっかり日本の暮らしに溶け込んだグラノーラ。

子供の頃は、にわとり印に動物たちがドンと描かれたシリアルがあったぐらいに思う。

その鮮やかなパッケージやテレビCMは
いかにも「よその国のもの」といった空気を醸し出していた。

それがどうだろう。
今やスーパーマーケットの陳列棚でパンと同じくらい・・・
いや、四角い箱が正面を向きずらり並ぶ姿は
パン以上の存在感を放っているようにさえ思えてならない。

その魅力は何だろう。

個人的見解なのはご了承願うとして
幼心に私の脳が「おやつ」と判断したシリアルが
「健康的な食事」のイメージかつ
なんだかおしゃれな響きと装いで帰ってきたところのように思う。

これを私はレギンス現象またはパンツ現象と勝手に呼んでいる。
スパッツがレギンスと移ろい、ズボンがパンツと呼ばれるようになったそれを指す。

人は全く知らないものだとそうは手が伸びないものだ。

入り口はそんな具合で
あとは1度食べたら病みつきになり、
各メーカー食べ比べたり専門店のをご褒美的に買う流れだ。

と、すらすら綴れるのはほぼ実体験からだが
ひとつ違うのは私はその存在を知ってから試行錯誤し
専ら自分で焼くことに喜びを感じるようになったのだ。

グラノーラ
自分好みに仕上げることへの執着は異様なほどで
数グラム単位で甘さなど調整し食べ比べたものだ。


そんな執拗なまでの拘りが私から漏れ出していたのか
レシピ本まで出版した話はまたの機会として
とにかくお店をやるでもないのに人が人生で焼くであろう量の100倍は焼いただろうし
グラノーラ好きを集めた中でも思いの強さはなかなか上位になれるという
いらぬ自負がある。


レシピが定まってからは欲するときに気ままに焼くという
気分屋の私らしいペース。


ずぼらな私にぴったりで混ぜて焼くだけで洗い物もボウルとへらくらいなところも憎い。
軽量から片付けまで子供だけで作れるし、まぜまぜ好きさんのお手伝いにも向いている。
しかも1度に沢山作れて日持ちするという今話題の「つくりおき」なのだ。


ここでご覧の方は暮らしへのアンテナを高く張っていらして
もう当にご存知かとは思うが
案外まだまだ自家製出来ることを知らない方も多いというのが私の認識だ。
作り方を伝えると私の目の前で目から鱗が落とす姿はちょっぴり嬉しい。


丁寧な暮らしとか手作りのある暮らしという言葉に憧れるものの
どうやら私はまるっきり向かないのだが
自分の定番があると随分と暮らしが楽に巡るように思う。
手土産やおやつの問題は、子育てと密着しているからだ。


気分屋でずぼらな4児の母でも手作りできるのか!


そうです。
おやつはおむすびがいい!の信念ですが
この手軽さと美味しさだから、私は大袈裟でなく生涯大切にしたいライフワークです。

これを読んでくださったどなたかおひとりでも
手作りおやつをぐっと身近に感じて戴けたならと思います。


家時間好き4児の母。台所育児エッセイ「暮らしに恋して」を執筆。子育てのゴールは親がいなくても生き抜く力を育むこと=自炊という信念。仕事は暮らし関連全般で多岐に渡るが一応料理家、「和食育こころ」主宰。誰でも簡単に作り置きできるおやつの著書もある。心地よく巡る暮らしの工夫をインスタグラムで毎日更新中。

インスタグラム 暮らしに恋して

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